2012年07月18日
共生する生物 ヤモリ

全長10-14センチメートル。体色は灰色や褐色で、不鮮明な暗色の斑紋が入る。環境に応じて体色の濃淡を変化させることができる。
全身が細かい鱗に覆われるが背面にはやや大型の鱗が散在する。
尾は基部に2-4対の大型のイボ状の鱗があり、自切と再生を行うことができる。
体は扁平で壁の隙間等の狭い場所にも潜りこむことができる。
四肢には指ごとに1対の趾下薄板が発達し、壁面にも張りついて活動することができる。
主に民家やその周辺に生息する。都市部では個体数が多く郊外では少なくなり、少なくとも日本では原生林には生息しない。
食性は動物食で、昆虫やクモ、ワラジムシなどの陸生の節足動物を食べている。天敵は猫等の哺乳類の他、鳥類、ヘビをはじめとする爬虫類である。
夜行性で、昼間は壁の隙間等で休む。獲物目当てに灯火の周りに現れることが多く、驚くと壁の隙間等の狭い場所へ逃げ込む。
トカゲやカナヘビ同様、驚いたり敵に捕まりそうになると尾を自切することがある。
切れた尾は分離後10分程度くねくねと動いたり跳ねたりする等非常に複雑な動きをする。
尾は再生されるものの完全に元の状態に戻るわけではなく、元の尾と再生尾とでは視認できる程度の違いがある。
冬になると壁の隙間や縁の下等で冬眠する。
繁殖形態は卵生で、5-9月に1-3回に分けて1回に2個ずつの粘着質に覆われた卵を木や壁面に産む。卵は1ヶ月半から2ヶ月程度で孵化する。
生息地では人間に身近な存在で、人家内外の害虫を捕食することから家を守るとされ、漢字では「守宮」(あるいは「家守」)と書かれよく似た名のイモリ(井守)とともに古くから親しまれていたことが伺える。人間に対しては臆病で攻撃性が低く、能動的な咬害や食害を与えることもないため、有益な動物である。縁起物として大切にする風習もあるが、逆に民家に侵入する不快生物として扱う人々も存在する。
島でも、家の守り神とされています。
キィキィ 泣きますよね‼
子供達は、トカゲと間違えて害獣扱いですが『家の守り神』と昔からされています。 大切に扱いましょう。
Posted by おっしー at 01:28│Comments(0)
│生き物
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