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2012年06月29日

アラセツ行事

龍郷町・秋名に古く伝わる稲作儀礼
祭りは、奄美群島が首里王府の統治下にあった那覇世(13世紀〜17世紀初頭)から行われていたとされる。

いつの頃からか途絶えていたものを、昭和35年窪田氏が中心となり、秋幾青壮年・婦人会を主体に秋名小学校の後援で秋名無形文化保存会が設立。

昭和60年1月12日 国の重要無形民俗文化財に指定される。
管理者は、秋名ヒラセマンカイ保存会




ショチョガマ
アラセツに行われる祭りの名であると共に、祭りを行なう方屋根方の小屋でもある。秋名集落を見下ろす山の中腹に、カヤや稲ワラを敷いた片屋根のショチョガマを作り、午前4時頃に屋根の上で太鼓を打ち鳴らし祭りを呼びかけます。
1年間の間に生まれた男の子を屋根の上に乗せて健康祈願を済ませます。
日の出の前にグジがショチョガマの左右に置かれたワラ枕の祭壇にカシキ・神酒・おミキの順供え、祭詞を唱え豊作祈願を済ませます。
前方に陣取った青壮年達の打つ鼓の音に合わせショチョガマの唄の一節が終わると『ユラ,メラ』の掛け声にあわせて、片屋根を揺り倒し、日の出と同時に南側に倒します。
倒れた屋根の上で豊作を祈り八月踊りでショチョガマ祭りを終わります。

平瀬マンカイ


ショチョガマと同じ日の夕刻の潮が満ち始める頃(夕方の満潮にあわせて)、秋名湾右側に立つ2つの岩礁 神平瀬・メラベ平瀬の間で行われる祭りである。
神平瀬には5名の女性が岩に登り、
メラベ平瀬には、男性3人・女性4人が岩に登り
女性太鼓を、打ち鳴らし神平瀬とメラベ平瀬とで唄の掛け合いが行われ、互いに平瀬マンカイの歌を歌いながら海の彼方(ネリヤ)の国から稲霊(いなだま)を招き、豊作を祈願します。
それが終わると神平瀬の方々が合掌し神事を唱えネリヤの神に対する礼拝で祭りを終了します。
その後浜に下りて八月踊りを行ないます。

朝潮がみしゃがれや
ショチョガマのおよべ
夕潮がみしゃがれや
平瀬のおよべ

朝潮が満ちればショチョガマの祭り
夕潮が満ちれば平瀬の祭り

ノロの祭りの一つでしょうね。
400年以上も続く伝統行事。素晴らしいですね。
大熊にもヒチャガマ跡地と呼ばれる場所が大熊誌の地図の中に記載されています。
豊作祈願の祭りが行われていたのでしょうか。
場所的にも、秋名のショチョガマと同じ様な場所ですね。
海も近いし きっと行われていたと個人的には思います。
歴史のロマンですね


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Posted by おっしー at 21:16│Comments(0)伝統行事
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