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2012年08月12日

大熊のお盆と七夕




『戦没者合同慰霊祭』も終わり。大熊は明日からお盆の入りです。

大熊は明日から15日まで『月遅れのお盆』ですが、旧暦で行っている奄美大島の他集落では『お盆』の前に『七夕』の行事があります。

奄美の七夕は
沖縄と同じで、中国や本土で行われている「星祭り」ではなく、
祖先の供養行事の一つとして位置づけられています。

本土の七夕は、中国から輸入された乞巧節(婦女子の手芸の上達を願う祭事)と、
日本固有のなばたつめ(棚機女)信仰が結びつき、 これが、されに中国の牽牛星、織女星伝説とも結びついて星祭りに発展したとされています。

この伝説は、牽牛星と織女星が、カササギの掛け渡した天の橋を渡って 年に一度の相会を楽しむ、というものです。

本土では、笹や竹の葉に色紙の短冊も飾りつけ、裁縫や書道など手芸の上達を願う習慣があり、 また、星祭りがあります。
しかし、この行事も、もとは農業や中元節(盆)との関わりの中から生まれたもので、 短冊を飾る笹竹も、盆に供えて祖霊を迎え入れる依り代が変化したものと言われています。

この日、各家では墓参りして、七夕の墓を清めに来たこと、 盆祭りが近づいていることを先祖に告げ、そのあとで墓の周りの草を刈ったり清掃をしたりします。

家々に笹竹を立てるのは、祖先の霊が帰ってくるための目印であり、なるべく高い大きな笹竹を立てるほうがいいと言います。

大熊は特別に『先祖供養』の七夕行事はしてない家庭が多いはずです。
本土と同じく子供のいる家庭で笹竹に短冊で飾りつけるぐらいですね。

これから、お盆・終戦記念日と先祖・英霊の供養をする3日間になりますね。





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Posted by おっしー at 22:37│Comments(0)歴史
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