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2012年07月25日

大熊 チボリ水のお話❷

壺入水之由来
嗚呼、是ハ之レ、古来其誉高キ大熊ノ壺入水也。藩代ノ役人必ズ此水ヲ飲料ニ汲ンデ壺ニ入レ、携へテ以テ麑府ニ登ル。
当時ノ帆航ハ動モスレバ旬世ニ迄ル。
而モ壺底ニ絲毫モ淤淬ヲ見ズ。乃チ時人大ニ感賞シテ、遂ニ名クルニ壺入水ヲ以テセリト云フ。
真個ノ水量ハ雨ニモ増サズ、旱ニモ減ラズ、夏ハ冷ク、冬ハ温ク、且ツノ味感醴ノ如シ毎ニ適量ニ巌ヨリ湧キ出ヂ、昼夜滾々トシ渇キズ。不断之ヲ飲浴スル者ハ従ツテ寿康ヲ享ク可シト。斯レ古ノ所謂霊泉ノ類ナル乎褻シ名実相伴フ大島随一ノ美泉ニシテ寔ニ水之精也所謂ツ可シ。此ノ霊泉夙ニ【壺入水】ト称揚セラレテ、人口ニ膾炙スルモ亦不宣哉
今世ノ人士以テ如何ト為ス。予此来歴ヲ備ニ古老ニ質シ、爰ニ其ノ梗概ヲ叙シ、以テ後人ニ伝フ。庶幾クハ咸之ヲ汚損スルコト勿レト云爾。

維時昭和十年竜集乙亥仲秋於大熊僑居

寓隠撰焉



平成2年1月に建てられたみたいです。

チボリ水の由来が書いてあります。

大熊の壺入水は昔から有名だった。

鹿児島に帰る島役人は、壺に入れて飲料水として携えた。
船の中でも少しの濁りもなかった。

チボリ水は雨が降ろうが、日照りであろうが水量が常に適量で夏 冷たく 冬 温かい、味は甘酒のようである。

また昼夜問わず常にコンコンと湧いている。

毎日飲んでいる人は健康で長生きする。

この水は昔から名実共に、奄美大島随一の美しい水の精霊のやどる泉である。

この霊泉は『壺入水』と人々から呼ばれる様になった。

この由来を古老に尋ね調べて書き記し
後世の人々に伝える

いつまでも、壊したり・汚したりすることない様伝えてください。

という意味だと思います。

今から80年ぐらい前に書かれものですネ!

石碑が建てられたのは20年以上前ですね‼

でも住んでるとあまり飲むことないですね(笑)

『大熊町歩き チボリ水』にも記事ありますよ‼



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Posted by おっしー at 23:42│Comments(4)歴史
この記事へのコメント
壺入り→チボリ ですかぁ
知りませんでした(^-^ゞ
Posted by kyong at 2012年07月26日 12:43
大熊のあの辺りの
元々の地名は津掘(津振)
なので
津掘(津振)→チボリ 説
もあります。
Posted by おっしー at 2012年07月26日 13:50
昭和の終わりから平成の初めのころ
大熊に住んでいたasheと言います。(osamiのドゥシです。)

大きな台風の後、数日、断水になったときも
チボリのムディのおかげで助かったことがあり、なつかしいです。

バスケのスポ少の子供たちと校外ランニングに出て、ここで休憩して水を飲むものでした。 
Posted by ashe at 2012年07月27日 08:51
とても面白そうなところですね~
Posted by 人 at 2016年05月10日 15:37
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大熊 チボリ水のお話❷
    コメント(4)